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ニーチェ 2008.2.3 / 哲学、ニーチェ、ロバさんはイ・アーと鳴きます、ちくま学芸文庫
薄いのでさっくり読めるかと思いきや、非常に難解だった。Fは中身はほとんど理解できませんでした。
かろうじて感覚をつかめたのは「登場人物」の章。これはニーチェの理解を助ける部分があり、楽しかった。 ニーチェってどんなのだろう☆とりあえずこの本を読んでとっかかりにしてみよう、みたいな用途には向かない本。読むとしたら、一通りニーチェを読んでからこちらに進んだほうが良いか。
補給戦―何が勝敗を決定するのか 2008.2.2 / 軍事、補給、けっきょく現地調達、名著、中公文庫BIBLIO
軍隊が移動し戦闘するためには糧食と弾薬を供給し続けなければならない。その「補給」に焦点をあてて16世紀からWWIIまでの戦争を分析した古典。2ch軍板必読書指定の名著。
読み進むほど「おいおいなんじゃそりゃ」と思ってしまうのだが、とにかくこの本は、遠い本国で予定通り物資が生産・集積されて効率的な補給機構により前線へ脈々と物資が届けられているはずという我々素人の想像をどの時代でも破壊してしまうのである。 そういった過去の戦争の実態と「補給」という概念(というか「補給の失敗の歴史」)を知るのに最適であるし、データを緻密に分析し論理的に話を進める文章のお手本としても優れている。 読め読め読め!
詩と真実 第一部 2008.2.1 / 文学、ゲーテ、自伝、グレートヒェンたん(;´Д`)ハァハァ、岩波文庫の赤
ゲーテの自叙伝。天才の早熟な幼少期、フランクフルトでの華麗な皇帝戴冠式、グレートヒェンとの出会いと急転直下の破局。
自伝としては不思議なかんじで、率直に言って「幻想的」だった。誰でも幼いときの記憶は幻想的なものだが、それを実際に美しく描き出すのは詩聖の面目躍如といったところか。 静かに読むのに適した本。美しい古典に触れたい人にオススメ。
ヒンドゥー教―インドの聖と俗 2008.1.31 / 宗教、ヒンズー教、インド、新書
ヒンズー教とインドの時空は巨大だ。本書はその巨大さをうまく切り刻んで把握しきれていない。
個々のエピソードは豊富で、特に著者の実体験が素直に記されているのが良い点。しかし浅く広くに止まるところが多く、本質へ深く切り込んだ記述が少ない。 ヒンズー教を知るためのとっかかりとして、まずインドの宗教生活の雰囲気から掴むには適しているか。読んで損はないが、オススメマークは付けられない。
ベルリン1919 2008.1.30 / 小説、ドイツ
ベルリン三部作の第一部。WWI集結直後、革命に揺れるベルリン、その貧民街に住む家族の苦しくも常に希望を見出そうとする生活を書く。
昔の貧しい人は本当に貧しかったんだなぁ、というのが第一の感想。そういやVicでも児童労働法がプロイセンで可決とかいうイベントがあったよな。 革命に混乱する民衆の描写の緊迫感が優れている。また「希望」の感覚が物語の全層を貫いているのも特徴的。そしてその感覚は第二部の『1933』では正反対に逆転してしまうのだ。 分厚いが読みやすい。時代背景の解説が付いており子供にも可。
若き将軍の朝鮮戦争 白善ヨップ回顧録 2008.1.29 / 軍事、朝鮮戦争、白将軍、「おれが先頭だ。もしも、おれが気後れを見せたら、後ろから撃ってくれ」
今年これまで読んだ本の中で一番面白かった!
韓国新陸軍の建設に参加し、ゼロから連隊を作るところから始まって、朝鮮戦争では韓国第一師団を率い激しい攻防を繰り返し、最後には参謀総長まで務めた白将軍の回顧録。 とにかく臨場感があり、冷静な語りに引き込まれる。人が死ぬ戦争の話に「面白い」というのも不謹慎ではあるが、読み物として非常に優れている。釜山円陣で崩れかかった部隊を取りまとめ突撃に打って出る場面(234ページ)は圧巻のドラマ。 朝鮮戦争そのものの前と後に配置された対ゲリラ戦の模様もとても興味深い。 言うまでもなく軍ヲタ必読、軍ヲタ以外にも強くおすすめできる。
失われた時を求めて(7) 第四編 ソドムとゴモラII 2008.1.28 / 文学、長編小説、なんつーか異常に長い、濃い、フランス、プルースト、ちくま文庫
こういう人に向く本です:
・物語は長ければ長いほど楽しい ・どんとこい外国文学、膨大な訳注嬉しいね ・描写の嵐を楽しむ性格だ ・人物関係が複雑で最高! ・ドレヒュス事件のレポートで単位を取った とにかく濃密でこれでもかというほど繰り返される比喩と描写、いっこうに進まない物語、複雑すぎる人間関係、さっぱりわからないフランス上流階級の雰囲気…とっておきの宝石です。 ついにこれを出してしまったなぁ。全10巻なのでまずは1巻からどうぞ。
ローマはなぜ滅んだか 2008.1.28 / 歴史、古代ローマ
タイトルの核心に触れる部分が少ない。国家構造上の支配階級における腐敗、過度の奢侈といった話は例が豊富で読んでいて楽しいけれど。
帝国の発展と衰退を「大渦巻き」として捉える論が興味深いと感じられたが、掘り下げが浅い。 ローマ帝国好きな人がサクっと読む分には悪くないか。全体として物足りない。
善の研究 2008.1.28 / 哲学
近代日本初の本格的哲学書とされる。難解だが、注釈と解説がとても丁寧で、えっちらおっちら読むかんじ。
難しいんだけど、あえて主題をまとめるなら、自己と他との関係を徹底的に叩き詰める課程、そしてその「目的」である善の考察ということになろうか。 なんでもかんでも「純粋経験」「統一的或者」で話を進めるのはどうよと言う気もするが、思考の流れは力強く、言葉遊びも無い。 読了すれば数ミリ成長できる本。
海上護衛戦 2008.1.27 / 軍事、太平洋戦争、海軍、何が水上艦隊の栄光だ、石油、海軍の存在意義、学研M文庫
なぜ60年前の大日本帝国は太平洋戦争を始めたのか?この問題を考察するとしたら本一冊では足りませんが、一つには日本には石油が無かったからという事情があります。
近代国家として工業を拡大し、軍を維持するためには石油が不可欠です。この石油の多くを戦前の日本はアメリカから輸入していました。しかし満州の問題などでアメリカを怒らせてしまい、めでたく対日石油屑鉄の禁輸となり石油が入ってこなくなります。ジリ貧です。 となれば、鬼畜米英に対抗していくためになんとか自前で石油を確保しなくてはいけません。仏領や蘭領の東南アジアに油田があります。これを分捕って守りを固めれば良いという戦略。 事実、南方作戦で日本陸軍は見事石油を手に入れます。しかしだな、それをどうやって日本に持ち帰る?当然タンカーで輸送しますよね。そしてその航路は長いので、当然アメリカの潜水艦がタンカーを狙います。 …でもタンカーを潜水艦から守るってことを海軍の偉い人は考えてなかった、というお話。ヒデェよな。 海軍の存在意義とは何か、大日本帝国とは何か、日本人の考え方とはどういうものか、という点について深く考えさせられてしまう本です。全日本人必読。
書物としての新約聖書 2008.1.27 / 宗教、キリスト教、新約聖書
新約聖書とは何か?なぜ新訳聖書が作られたのか?どうやってまとめられた?各福音書成立と採用の経緯は?そして2000年前の編集作業にどうやって現代から近づくのか?
現代における数々の新約聖書はいかなる形であるのか、またどうあるべきか?などなど、新約聖書に関する分析をあらゆる方面から緻密に行った大著。 読み応えがあります。お値段も安くはないですが、価値ある本です。キリスト教に関心がある方は是非トライしてください。
物理学と神 2008.1.27 / 科学、物理学、科学哲学、新書
科学の発展と物理学からの人間の「神」観念の変化を「神の立場」としてさまざまな物理学のエピソードを駆使し概観する。
読み物としてはいろんな話があって面白いんだけども、科学哲学としての掘り下げはやや不満が残りました。話そのものは高校で物理学を一通りやっただけのFでも楽しめました。 新書なので量が足りないのはやむをえません。
猫楠―南方熊楠の生涯 2008.1.26 / 漫画、伝記、南方熊楠、とにかく変人、水木しげる
和歌山が生んだ異常の博識にして変人、南方熊楠の半生記。
彼が造り出す不思議な世界を、これまた不思議な世界の住人である水木しげるが描き出す。なんせ変人が変人のことを描くのですから、変人の二乗みたいな作品です。 晩年に天皇に講義を進上するシーンとか、発狂した息子に涙するシーンとか、変なだけじゃなくきちんとドラマを演出してくれています。 現代ではこういう人ってなかなかいませんよねぇ。なんでだろう。
霊操 2008.1.26 / 宗教、キリスト教、観想、修行、禅
初めてamazonに書影が無い本を紹介します。ルネサンス期ヨーロッパでキリスト教徒の修行方法、特に祈りに沈潜し神へ近づこうとする「霊操」についての一種のマニュアルです。
信仰とは何かというところまではわからないけれど、信仰を深める、それもかなり究極的な意味で行うということについて教えてくれます。 Fはキリスト教徒ではありませんから、神への愛を霊動によって感じ取るとか言われてもそこらへんはピンと来ません。しかし趣味で禅をしているので、ところどころ参考になる部分がありました。 マニアックな本であることは確かです。キリスト教に興味がある人、そして禅に興味がある人には良いかも。『十牛図』はなんのこっちゃわからんしね。
キリスト教史(1) 2008.1.26 / 宗教、キリスト教、平凡社ライブラリー
1巻は初期教会、コンスタンティヌス大帝による国教化の直前まで。
受難から使徒達による布教、ヘレニズム・キリスト教とユダヤ・キリスト教との衝突、ローマでの扱い、グノーシス主義、その他数々の派生を扱う。 ヘレニズムとユダヤ地域という二つのキリスト教の違いや、ユダヤ人にとってキリスト教とはいかなるものであったのかという問題が面白い。グノーシス主義についてはあまり深く掘り下げられない。 不満は、キリスト教以前のローマ神話宗教を「異教」としてひとくくりにしていることで、キリスト教がローマ帝国に広まる上で「異教」とどうぶつかり相互に影響していったのかという点についての考察がほとんど無い。まぁカトリックの中の人が書いてることだしね。 1冊でもけっこうなボリュームだが、これ11巻まであります。覚悟はいいか?俺はできてる(本棚の占有体積という点ではファーブル昆虫記よりはマシか)。
金枝篇〈上〉 2008.1.26 / 宗教、社会人類学、ちくま学芸文庫
祭司が剣を持って人を探している。彼は誰を探しているのか?彼は殺されるのだ。なぜ殺される?誰に殺される?
この小さな場面から始まって、この謎を解くために世界中の宗教的風習を網羅し、その根底に潜む人類共通の考え方を見つけ出す。 量があるものの、はまればとても面白い本です。眺めるだけだと疲れるけど。個人的に、この本をきっかけにさまざまな本を読むようになった思い出深い本です。
あるヒステリー分析の断片―ドーラの症例 2008.1.26 / 心理学、ヒステリー、フロイト、ちくま学芸文庫
18歳のドーラさん、彼女の頻発するヒステリーをフロイト先生がたちどころに治す…前に話は終わる。ドーラの複雑な家族・交友環境と過去の事件を解きほぐしていくさまはお見事。
本としてはボリューム的にちょっと物足りないかな、というかんじ。読むならまず『ヒステリー研究』『精神分析学入門』のほうが良いかなぁと思います。 心理学は「他人の心がたちどころに分かる!」みたいなアンチョコ本よりもやっぱり先人の古典に触れたほうが良いと思うのです。
オスとメス 性の不思議 2008.1.26 / 科学、生物学、性、新書
なぜ二つの個体による「生殖」があるのか?なぜオスとメスがあるのか?たいていの場合オス同士がメスをめぐって争うのはなぜか?そして人間にとってのオスとメス、社会構造上の男と女の仕組みは生物学から見てどのようになっているのか?
などなど、普段あまり意識しない問題をサクサク解明。高校で生物ほとんど取らなかったFでもよく理解できるぐらい平易に説明してありました。理系にも文系にもオススメマークです。
老子 2008.1.25 / 哲学、老子、講談社学術文庫
大好きな本の一つです。あっちこっちマーカーで線引きながらもう10回ぐらい読みました。薄いのでさくっと読みやすいんです。
でもこれどうやって紹介したもんですかね?「老子とはこういうものである」なんて書けんよ私は。 万物の根源は道である、とか…いやちょっと違うよなそれだけだと。月並みな言い方ですけれど、読むたびに発見があります。そしてキリスト教のようになんとなく押し付けがましいところがない。心にすっと入り込んできます。 読んでない人にはどうにも説明できないから、とにかく読んでくれ(←書評サイトで書評をあきらめる人)。中身は現代語訳で解説も豊富、読みやすいよ。
クジラとイルカの心理学 2008.1.25 / ジャンル:クジラ、心理学
面白い本ばかり紹介するのもなんなので、失敗した例を。
クジラやイルカが好きでも、心理学が好きでも、この本を買ってはいけません。電波です。 最終的には、人間は海に帰って人間より高等なクジラに追いつかねばならぬとか言い出してゆんゆんです。パルプの無駄。
常用字解 2008.1.25 / ジャンル:字典、漢字、白川静
面白い辞書と面白くない辞書がありますわな。これはけっこう面白い。
この漢字は結局もともとどういう意味なんだ?なんでこの漢字がこの熟語で使われてるんだ?ちょこっと日本語に敏感になって、こういう疑問を持ち始めたらなんでも答えてくれる本です。 漢字って覚えるのも書くのも読むのも大変だけれど、やっぱりかけがえのない文化だと思うのです。
磁力と重力の発見(1) 2008.1.25 / ジャンル:科学史、物理学、歴史
磁石が反発したり引き合ったりする。下敷きで髪が浮く。リンゴが地球に落ちていく。私達現代人にはどれも当たり前で、磁力、静電気、引力によるものだと知っています。
けれども、西洋の哲学者たちにとってはそれはさっぱりわからないことで、そもそも遠隔力というものが存在することを次第に発見しなければならなかった。その過程を綿密に、物理に疎い人でも問題無いよう解き明かします。 1巻は古代・中世を扱い、プラトンやアウグスティヌス、トマス・アクィナスなどが登場します。単なる物理学の話とは思えない登場人物ですね。 理系、歴史好きにオススメ。著者は有名な方だそうですが、いかんせん世代が違うのでよくわかりませぬ。
プログラミングPerl〈VOLUME1〉 2008.1.25 / ジャンル:計算機、プログラミング、Perl、ラクダ本
Perlを見ずに死ぬな(死ぬならPerlと一蓮托生かと聞かれたらちょっと困るけど…)。
そのPerlのバイブル、通称ラクダ本です。読み物としてもよくできています。 けれど、新版になって二巻本になってしまったのは問題だなぁ、と。机に置いてばさばさっとできないじゃないですか。書いた人も悩んだでしょうけどね。
臨死体験(上) 2008.1.25 / ジャンル:科学、非科学、臨死体験、立花隆
ちょっとでもオカルトの臭いのする話は大嫌いだ、厳密な自然科学の話しか認めない、という人は読めないだろう。しかし大部分の人は、多少はそういう話を考える余地があってもいいよね、と思うはず。ならばこの本にも手を出してみるべきです。
人間の脳は、私達が意識できる範囲のほかに膨大な可能性を持っているのだなぁ、というのがFの感想です。テレビでやってるような「スピリチュアル」ナントカな話は嫌いですけどね。なんだか屈折してるようですが、この本は面白いですよ。
ブッダの 真理のことば 感興のことば 2008.1.25 / ジャンル:宗教、仏教、岩波文庫の青
ブッダの言葉とされる短い詩句集。シンプルで重い。当たり前のことを言っているようで鋭い。
特に「善悪のはからいを捨てて」というあたりが難しく面白い。ニルヴァーナは単に「良い人」が行ける場所ではないようだ。 信仰がある人にとって、ニルヴァーナに到るなら生も死もなく、それらを越えたやすらぎだけがある。生も死もないだって?そう言うと不思議だが、私達が普段当たり前としている生と死も冷たく問い直されねばならない。
道具と機械の本 2008.1.25 / ジャンル:道具と機械(←そのままやな)、図解、子供向け、マンモス
これはめーっちゃめちゃ面白いよ!ジャンルでは子供向けって書いたけど大人が読んでももちろん面白い楽しい。理科に強い人弱い人どちらもOK。
ヘリコプターの原理とか、製紙工場とか、ファスナーとか、電圧の水車とか、核分裂とか、書ききれねぇ! 子供のころにこれ読んだ経験は財産だよなぁ。
じょうぶな頭とかしこい体になるために 2008.1.25 / ジャンル:これはジャンルはなんだろう…?あえて哲学でしょうか
副題は「五味太郎VS.子どもの疑問・悩み・希望」となっており、いちおう子供向けの体裁を取っていますが大人でも面白い。
「ぼく 外国人になりたい」「先生ってなに…」「結婚したいの」「SEXしたい」「名前を変えたい!」「お金がほしい」などなど、子供の素朴な疑問にあくまで大人からの理屈で答えます。 このあくまで理屈というのがこの本のミソで、とにかくこうなんだとか、子供向けの言い訳でなくて、できるかぎり誠実に大人の立場の理屈を組み立てるんですね。 だからこの本を子供が読んだら、半分納得して半分釈然としない顔をするでしょう。というか子供のころに読んだFがそうでした。 ちょっと理屈っぽい子供に読ませてみるのも良いし、理屈に弱い大人が読むのも良し。ただし分量の関係上、徹底的に問題を掘り下げ解明するというタイプの本ではありません。
うるさい日本の私 2008.1.25 / ジャンル:放送、騒音、日本人
駅のホームで、デパートのエスカレーターで、夏の海岸で、とにかく各種の「ご注意放送」が多すぎる。そして毎回ブチギレする著者。
日本がこんなにも「親切すぎてウルサイ」国であることは、意識しないとなかなか気付きません。 そしてこの本を読むとそれに気付いてしまい、意識してしまい、駅のホームが耐えられなくなります。 この過剰な親切さの裏には日本人の社会構造上いかなる問題があるのか?私達はこの面にも踏み込むことになるでしょう。
ファウスト〈第一部〉 2008.1.25 / ジャンル:文学、伝説、ゲーテ
私達はこの書の全てを理解できるでしょうか。無理です。
ならば私達はこの書から何も得ないのでしょうか。それもまた間違いです。 人間の魂の奥深くまで掘り下げた書物には、こちらから深みへ「近づいていく」努力が必要です。その「降下」の努力に応じて何かを得ることができます。 字は細かいし量もそれなりにあるけど、読破不可能なんじゃこれって雰囲気ではありませぬ。自身の心に高みをより積み、深みをより掘り下げるためには最良の書。 ただし推理小説みたいにサクサク読めてワクワク楽しいなーみたいな、そういう雰囲気でも無いです正直なところ。
パンツァータクティク―WW2ドイツ軍戦車部隊戦術マニュアル 2008.1.24 / ジャンル:軍事、WWII、ドイツ、戦車
押し寄せる赤軍将兵の波、怒濤のT-34をいかに食い止め撃破する?戦車で進軍するときは小隊はどんな陣形で進む?敵に遭遇したらどの角度でどのタイミングで攻撃する?そういった、普通の史書ではなかなか読み取れない「戦闘の現実」を堪能することができます。
そういうことを知って何か意味があるのかとか…そういうツッコミは無しにしましょうよ。 文句なしの良書なのですが、残念なことに現在絶版です。amazonの中古市場ではかなり値段が上がっています。入手しにくい本であることを知らないまま、Fは店頭で定価で買えてしまいました。妙なところで運を使い果たしている気がします。古書店でも新品でも、手に入る値段で置いてあればTouch and Buyしましょう!
Ubuntu 徹底入門 The Official Ubuntu Book 日本語版 2008.1.24 / ジャンル:計算機、OS、Linux、Ubuntu
もしあなたがパソコンを買い換えて、新しいそれに搭載されたOSがWindowsXPとかVistaだったとする。Windowsの操作にも慣れてきて、少し新しいことを試してみたいなら古いほうのパソコンにはLinuxを入れることを考えるべきだ。そしてLinuxのディストリビュージョンに迷うなら、Ubuntuを試してみるべきだ。
インストールはいやホント簡単ですよ。パーティション切ってデュアルブートとかしないなら、クリック一つでセットアップしてくれます。Debian入れかけて挫折した5年前が嘘のようだ…。 いやいや新しい方のパソコンにもLinuxとな?その覚悟にも大いに賛成。唯一の問題はCiv4をどうするかということだけだ。 |